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2024年がスタートしてから、随分経ってしまいました。

実は今年から自宅出産のサポートを始めようと考えていました。
1月から告知を始めて、ゆっくりスタートできたらいいなと思っていたところ

突如2月予定日の妊婦さんの自宅出産をサポートすることになりました。

私にとっても驚きの展開で、足りないところを必死に準備しているうちに1月は過ぎていきました。

こんなに急に自宅出産のサポートに入るとは思っていなかったのですが、

いざお受けすると、あれよあれよと道が開けていきました。

とても不思議でしたが、きっとこれは受けるべきお産だったんだなと思います。

お産をお引き受けした女性は以前にもお会いしたことがある方で、知っている方でした。

彼女は4人目の出産だけど自宅出産ははじめて。
私も自宅出産のサポートはしたことがあるけど、湘南つむぎ助産院としてお引き受けするのははじめて。

はじめて同士

お互いに不安もありました。

私で大丈夫ですか?と聞くと

むしろ安藤さんの1人目になりたいです

と言ってくださり、凄い方だなと思いました。

彼女が私を選んでくれるなら、しっかりと腹を括ろうと覚悟を決めました。

そこから私たちの二人三脚の旅が始まりました。

心強い応援団も沢山いて、沢山のサポートをいただいての道のりでした。



今年の目標は『緩』

私自身も緩んで、整えて、ママたちのサポートに入りたいと思います。

母乳のメリットをご紹介するのは、調べていくうちにやっぱり母乳って凄いんだな✨と思ったからで、
決して母乳育児だけを推奨する目的ではありません。

ただ、助産師として大事なことはお伝えしつつ、皆さんが楽しく子育てできるように授乳のサポートを続けていきたいなと思います。

***
私たちヒトの母乳には『ミルクオリゴ糖』という栄養が含まれています。
★このミルクオリゴ糖は、脳を活性化する働きがあるので、学習能力や記憶力を高めてくれます。

★そして腸内の常在菌の増殖や安定に働きかけてくれています。

腸内の常在菌は私たちを病気から守ってくれたり、感染した時には素早く菌を退治して回復するように助けてくれますが、大体2歳までにある程度の種類に定まると言われています。

WHOは母乳を2歳まで飲ませることを推奨していますが、それには腸内細菌を増やして健康を維持するという理由もあるんでしょうね。

混合栄養でよいから、細く長く母乳も続けてもらえたらいいな、と思います😊

そして母乳には、「飲む」行為にもメリットがあります。

母乳を飲むために赤ちゃんたちは顎をしっかりと動かしています。

★この行為によって舌の位置が変わったり、骨格にも影響が出てきます。

赤ちゃんは狭い産道を通る時に頭の骨を被せてなるべく小さい頭で産道に侵入してきます。

そのため産後は少し頭に歪みのある子も、おっぱいを飲んで顎をしっかり動かすことで頭の形を元の位置に戻していくそうです。

頭の形に関してはその後の生育環境の影響もありますので、母乳で授乳したからまんまるの頭になる訳ではありませんが、

私たちのからだの神秘を知ると、無駄なことは何もないんだな、と改めてヒトのからだは面白い✨と思います。
小学生の頃、私はとにかく水の中にいるのが好きでした。
部活も水泳部で、部活のない日も友達とプールに遊びに行っては水の中にいるような子どもでした。

水の中は、静かに"しん"とした世界

その中にいると感じるのは自分だけで、それが心地良かったのかもしれません。

前世は絶対水中生物だと思っていました笑

そしてその"自分だけの世界に浸る"ことがしたくて十代の頃はよくノートに自分の気持ちとか湧き出てくるものを書いてました。

その時の名残りか、今でも時々沈みたくなる時があります。

自分と繋がって、自分に問う時間、答えを見つける時間

私にはそういう時間が必要です。

答えが見つかるまでは孤独でちょっと面倒くさい(労力と時間を要するので)から、沈むために覚悟がいるときもあります。

でも悪くない。

そういう時間も自分に必要。

いつも笑ってエネルギー全開なだけじゃない。

時に沈んで充電して、静かに過ごす。

いろんな自分がいる。

今は『沈』の時

そして一つひとつを「感じきりたい」と思っています。

元々哺乳類のおっぱいは陥没乳頭で、
滲み出た母乳を吸うことで赤ちゃんは栄養を取っていました。

その様子はカモノハシやハリモグラなどの授乳で確認されています。

哺乳類が進化する過程でだんだんと乳頭が突出する形になってきたようです。

赤ちゃんが育つために必要な栄養が沢山含まれているおっぱい。

種によってその成分は大きく変わります。

例えば寒い地域の海で暮らすアザラシなどの母乳は脂質の高いドロっとしたおっぱい。
寒い環境でも体温を一定に保ち水中で生活するために必要な脂肪を蓄えるために脂質の割合が多い成分になっています。
その授乳期間はわずか2週間です。

そしてサバンナを駆け抜けるしまうまはサラサラとした水分の多いおっぱい。
これはおっぱいが水分補給を兼ねているためで、栄養分は薄いですが、その代わりに長く授乳する仕組みになっています。

このように生活環境によって母乳の成分や授乳期間は変わっています。

私たち人間のおっぱいは、さらさらとしたカルピスのような乳白色をしており、他の動物に比べてオリゴ糖、特にミルクオリゴ糖が多く含まれているという特性があります。

そして成分の割合も赤ちゃんの成長とともに変化していきます。
⭐️糖分は出生後10〜30日にかけて増加しそのまま一定量を保ちます。
⭐️タンパク質は出生後が一番多く、生後100日にかけて約6割まで減っていく傾向にあります。

脳は赤ちゃんの時期に驚くほど発達しますが、
それには糖分が必要で
からだを作るにはタンパク質が必要です。

赤ちゃんの成長に合わせて成分が変わるおっぱい、凄いですね✨


ミルクオリゴ糖の働きや母乳のメリットについては次回のブログに続きます☆

参考資料
浦島匡著「おっぱいの進化史」
ある日齋藤助産院で夜勤をしていると、
(月に何回か夜勤だけお仕事をしています)

実習中の学生さんに

「子育ては楽しいですか?」

と質問されました。

子育ては、

難しい時も大変な時もあるし、

時に見たくない自分も見なくちゃならなくて

しんどい時もあるけど、

でもやっぱり、楽しい! と思います✨ 

小学生になると子どもの成長の加速度が増して、


あっという間に18歳と15歳になってしまいました。

まだまだ子どもだなぁという部分と 

そんなふうに考えるようになったんだと思う部分と  

いろいろありますが、

2人とも毎日楽しそうなのが親としてはありがたく思います。

これまでに数々の失敗?というか経験を沢山重ねてきました。

子ども達に怒られることもあります😅

子育ては、人間として親として鍛えられるな、と思います。

そういう自分の経験からも、

「どんな経験も財産になる!」

と自信をもって言えます( ˊᵕˋ* )

だから子育て中の方は

ぜひ

失敗を恐れずに

沢山の経験を「ありがとう」と思って今を楽しみましょう。

後で振り返った時にきっと

全てが宝物になっていると思います。

私もまだまだ子育て、自分育ては続きます☆





先日、産後数ヶ月が経過したママからご相談がありました。

お産直後は、混合栄養で育てることに何の迷いもなく、ミルクでもいいやくらいに思っていたのに、

最近になって周りの母乳で育てているママ達をみて、

なんであの時頑張らなかったんだろう…と焦りや悲しみの気持ちが拭えないんです、と。

ほぼミルクなんです、と仰っていたけど

おっぱいは出ているし、

お子さんも上手に吸う♡

これは良い感じ✨

おっぱいメインの混合まではいかないかもしれないけど、

とにかく授乳の度にどんどん吸わせていきましょう!

とお伝えしました。

産後数ヶ月経っていても、吸わせているうちに分泌は変わります!

そうなるためにも、授乳がママとお子さんにとって心地よいものであること、楽しいものであることが大前提だとは思います( ˊᵕˋ* )



授乳はただお子さんを大きく育てるためだけではないんですよね。

ママとお子さんの心を癒したり絆を深める大事な行為です。

相談してくださったママが、
「もっと母乳のメリットを知っていたら最初から頑張ったかもしれない」と仰ったのを聞いてドキリとしました。

私は母乳のメリットをちゃんとお伝えしていたかな?
産後のママの負担にならないように、と考えて母乳の良さをお伝えすることを控えていたな…と反省しました。

選ぶのはママだけど、
でもやっぱり母乳の良さはちゃんと伝えるべきですね!


産後の生活に突入すると、楽しいことばかりではありません。

おっぱいで頑張りたいのに、うまくいかない…

おっぱいを近づけると赤ちゃんが嫌々をする

分泌が思うように増えない

焦る心はそのままからだの緊張へとつながります。

心がギュッと固くなって

どうやってほぐしたらよいのかも分からない

誰かに「助けて」って言えたら楽だろうけど

重くなった心はそれも許してくれない

健診のために外に出るのもやっと、やっと。


そんな時があります。


誰とも繋がりたくない

そう思っている時に、ただただ傍にいる人でありたいと思います。

そしてそういう人があなたの近くにいることを知っていてほしいと思います。

どうしようもなく、もう無理だと思ったら、
ひとりで抱え込まずに連絡してくださいね。

ゆっくり一緒に道を探しましょう。




育休を取るパパさんが増えてきましたね。
2週間〜1ヶ月、数ヶ月の育休を取る方が多いようですが、中には1年取ってくださる方もいらっしゃいます。
産後に訪問するとパパさんが同席されることも珍しくありません。

パパにも知っていただきたいことは沢山ありますので、私としては同席してくださるのは嬉しいことです( ˊᵕˋ* )

パパさんがいらっしゃるときにお話するのが、「ママとパパそれぞれおひとりで過ごす時間も大切にしてください」ということです。

大人になると、みんなそれぞれ自分のリズムがあります。

どんなに仲が良くてラブラブなご夫婦でも(だからこそ)お互いが心地よく過ごすために気を遣います。
これも大事なこと!ですが…

24時間365日気を遣う生活は疲れます💦

お仕事している時は、それぞれの時間があったから、一緒にいる時間を大事にできたんです。

お互いを大切にするためにも、「ひとりの時間を楽しむ」ことは凄く大切だと思います。

この話をしたら、
「妻が外に出たがらないんです…どうしたらいいですか?」
とご質問がありました。

その場合は、パパが外でリフレッシュしてきましょう♡
そして帰りに美味しいものでも買ってきてあげてください✨

ママはきっと、お家で赤ちゃんとゆっくり自分の時間を楽しみます。

赤ちゃんから離れてひとりになりたい方もいたら、赤ちゃんから離れるのが苦手な方もいます。

離れても赤ちゃんが心配で、ひとりを楽しめないなら無理をする必要はないですよね。  

ママの希望に合わせてあげて良いと思います。

ママが心地よく過ごせるように、そしてパパも心地よく過ごせるように、ぜひお二人で相談してみてくださいね☘️



春はもうすぐそこですね。

毎年お正月には今年の目標を漢字一文字で表すという行事を友人達とかれこれ18年続けています。

いつも今年はどうやって過ごそうと、年末辺りから悩みます。
今年もどの漢字が一番しっくりくるか悩んでいたところに、あるママからメッセージが届きました。

「安藤さん忙しくなっても、そのままの安藤さんでいてくださいね」

ハッとしました。

今年は何を成し遂げようとか大それたことを考えたりしていたのですが、
ママ達が望んでいるのはそういうことじゃないと気づかされました。

ママと赤ちゃんの伴走者として、私は温もりを持ってそばに寄り添うのが仕事

ママ達が頑張れるようにそっとそばにいよう、そう思いました

メッセージをくださったママには大感謝です😊

そして私自身が頑張りたいことには高温のエネルギーで頑張ろうとも思います😆✨

今年はブログはもう少し書けるように頑張りたいと思います。

さぁ今年も一緒に楽しみましょう♪
よろしくお願いいたします☘️

先日ご出産されてまだ1ヶ月にならないママから、「魔の3週目ってほんとにあるんですか?」と聞かれました。
その言葉を聞いたのは初めてでしたが、確かにその時期に
「最近何やっても夜寝なくて…」
とややお疲れ気味の声を聞くことが多いなぁと思います。

赤ちゃんが泣き止まなくて寝てくれない理由は様々です。
一番の理由は、『ママのお腹から生まれてきたことをようやく実感している』んだろうなと思います( ˊᵕˋ* )

そして少しずつこちらの世界に慣れようとしているんでしょうね。

赤ちゃんが泣き止まないと、

「なんで泣いてるの?」と赤ちゃんに聞いてみたい時が沢山あります。

そして「私の代わりに泣いてくれてるの?」と思う時もあります。

オムツを替えて、授乳して、ゲップを出させて、抱っこして…日に何度も繰り返される赤ちゃんのお世話。

何度も何度も繰り返しているうちに、少しずつ泣きの理由が分かってきたり、こうするといいみたいと対処法が見つかってきます。

そうやって少しずつ赤ちゃんとの生活に馴染んでいくんですね。

少しずつが丁度いい。
あんまり考えすぎないくらいが丁度いい。

ママは3食しっかり食べてお昼寝できるのが丁度いいですよ〜✧︎◝︎(*´꒳`*)◜︎✧︎˖

赤ちゃんの時期はあっという間です☘️








最近はパパが育休を取られる方が増えてきて、産後の生活を親子3人または上のお子さんと4人で始めるご家族が増えてきたなぁと思います。

皆さん産後の生活はいかがでしょうか?

初めて赤ちゃんを迎える方は、退院してお家での生活が始まると、想像以上に赤ちゃんとの生活は大変💦と仰る方が多いです。

赤ちゃんのお世話は24時間体制です。
「産後は寝れないとは聞いていたけど…こんなに寝れないとは…」
と寝不足が辛く感じます。

赤ちゃんはオムツを替えて授乳をしたら寝てくれるという生活ばかりではないので、吐き戻しがあっても心配だし、泣き止まなくてどうしていいか分からない日もあり、毎日が新しいことの連続であったりもします。

入院中はすぐそばに助産師さんや看護師さんがいてくれたので些細な質問もしやすいですが、家に帰るとそれができない…という
どうしたらよいか分からない不安、相談する人がいない不安で子育てを楽しむ余裕がなくなるかもしれません。

そんな時はぜひ地域の信頼できる助産師さんと繋がってくださいね☆

困った時に相談できる専門職がいることが、不安の解消や安心して子育てできる環境作りに繋がると思います。

そしてできれば妊娠中から産後の生活や赤ちゃんのお世話のことまでをイメージして準備しておけるといいなと思います。

プライベート・マタニティクラスではパパとママやご家族の皆さんが一緒に準備できるようサポートしていきます。

何が分からないから分からない妊婦さん、ぜひ一緒に準備をしていきましょう☆







マタニティクラスやパパママ教室、両親学級を探している方へ。
湘南エリアで個別にマタニティクラスを開催している湘南つむぎ助産院の安藤です。

「妊娠中に出産や赤ちゃんのお世話、授乳について知りたいけど、どこで教えてもらえるんだろう??
いっぱい検索したけど見つかりませんでした」というお話を聞きました。

産前のケア(マタニティクラスやパパママ教室、両親学級のこと)を受けたいのに受けれない、それはとても残念なことですね。

一方で私は産前のケアを充実させたい!という気持ちでいっぱいです。
必要としてくださる方にどうやって届けられるだろう…そんなことばかり考えています。
まだまだ工夫が足らないということで、これからはマタニティクラスについての発信も増やしていこうと思います( ˊᵕˋ* )

私が行うマタニティクラスはご家族向けに開催しています。

赤ちゃんが生まれるということは家族が増えるということなので、ママだけではなく、ご家族皆さんで赤ちゃんを迎える準備ができるといいなと思っているからです( ˊᵕˋ* )

お伝えする内容や、さまざまなシュミレーション(出産、赤ちゃんのお世話、授乳など)は皆さんのお産の希望や、ご自宅の環境などによって少しずつ変わります。
なるべくその方のお気持ちやお考えを尊重して、どのようにマタニティクラスをすすめるかを相談して決めていきます。

《個別マタニティクラスのメリット》
・ご家族で参加できること
・ご自宅の環境に合わせて練習するので産後のイメージが湧きやすい
・質問しやすい

《個別マタニティクラスのデメリット》 
・他の妊婦さんと交流できない

◎はじめての妊娠で何が分からないかも分からない初産婦さん、
◎前回のご出産にモヤモヤが残る経産婦さん、
◎出産や子育てに向けてしっかり準備をしたい妊婦さん、

個別マタニティクラスでお悩みを解消しませんか?

お話を聞くだけではなく、実際にからだを動かして練習していくので、よりイメージが湧きやすくなります。
ご家族の皆さんと共通の認識のもと出産や産後の準備を進めていくことができますよ。

ぜひ妊娠中から一緒に準備をしていきましょう!
産後もサポートさせていただきます☘️

産前ケアについての詳細はこちらからご確認ください。