涙の卒乳

Rさんは赤ちゃんが生まれたばかりの頃は直接授乳ができなくて、搾乳して飲ませていました。

保護器を使用しないと吸わせられないけど、最近保護器も嫌がるというのが最初のご相談でした。

乳頭は少し短めだけど直接授乳できる状態で、一緒に授乳の練習を何度もしました。

ちょっと浅く飲む癖があって、授乳するのも痛いし怖いのですが、

「痛〜い💦」と泣きながらも頑張るRさん。

だんだんと授乳が安定して混合栄養で過ごすことができるようになってきました。


1歳のお誕生日までは母乳も頑張ろうと思っていた矢先、赤ちゃんが急に母乳を嫌がるようになりました。

抱き方を工夫しても、授乳のタイミングを工夫しても、何をやっても母乳を飲んでくれません…

母乳は出ているし、赤ちゃんはよく動いて元気いっぱい。何もトラブルはなさそう…ですが

何かしらの理由があって赤ちゃんは母乳を卒業することに決めたようです。


ママも赤ちゃんの選択を受け入れて、一緒に最後の授乳をしました。


幸せそうに美味しそうにおっぱいを飲んで、バイバイ


ママの目から涙が溢れます


ひとしきり泣いた後に


「痛い時もあったけどそれ以上にいい思い出がたくさんあって良かった」と気丈に振る舞うRさん。


思いがけない卒乳だったけど、これからも他のところでお子さんとの時間を目一杯楽しもうとするRさんは、とっても芯の強い素敵なママだなと思いました。


これまでのRさんの頑張りを、パパも私も知っています。

本当によく頑張っていました。


いつまでも忘れないよ。


一緒に頑張らせてくれてありがとう。

湘南つむぎ助産院

湘南つむぎ助産院では これから新しい命を迎えるご家族にむけて出張サービスをおこなっています。 妊娠期からの保健指導、お産の練習、授乳相談など、不安を解消してお産が待ち遠しくなるように一緒に準備をしていきましょう。 ご家族も一緒に楽しみながら参加していただけます。

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