自宅出産レポート episode1
湘南つむぎ助産院として初めてのお産は、2024年の年始に突然決まりました。
その時妊婦さんは35週。
予定日まで1ヶ月と少し。
全く知らない方だったらお受けできなかったと思います。
以前から面識のある方だったこと
お世話になってる先輩助産師さんが背中を押してくださったこと
そしてご本人としっかり意思確認ができたからこそ飛び込めたお産でした。
そこからの準備は怒涛の毎日でした。
自宅出産をサポートするために足りない部分を補って
必要な物品を揃えて
嘱託医の先生に相談にも行きました。
道がスルスルと開けていき、きっとうまくいくと感じさせてもらえる準備期間でした。
予定日を超えてもまったく音沙汰のない赤ちゃん。
いつ生まれてくるかなとドキドキしながらの日々。
お世話になってる先輩助産師さんも茅ヶ崎に来てくれて良きタイミングのとき。
先輩助産師さんと一緒に健診に行くと、なんかお腹痛いかも…と。
でもまだ本格的ではないので一旦帰宅しました。
先輩とお昼ご飯を食べていると、陣痛が始まってきました〜!とご連絡が入りました。
急いで産婦さんのご自宅に戻ると、良い感じに陣痛がきていました。
ベッドに横になり、パパと先輩助産師さんと私と、みんなの手が産婦さんのからだに触れて穏やかな時間が過ぎていきました。
夜になり、ママのお腹が鳴りました。
ご飯食べようか、とリビングに降りて陣痛の合間にご飯を食べていると、破水しました。
そこからはあっという間にお産が進み、子ども達やおばあちゃんが見守る中、元気に赤ちゃんが生まれてきました。
すぐにママに抱っこしていただき、しばらく一緒に過ごしてもらいました。
無事に生まれてくれたことにみんながほっとして、安堵した優しい時間が流れました。
すべてを計らい絶妙で素晴らしいタイミングに生まれてきた赤ちゃん。
元気に生まれてきてくれてありがとう。
お産のサポートに入らせてくれてありがとう。
いのちが誕生する瞬間を手伝わせていただける喜びに、ただただ感謝です。
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