私の子育てのこと(息子編)

私にはもうじき20歳になる息子と、17歳になる娘がいます。

息子を授かった時の私は、助産師としてまだ卵にやっとなったかな、くらい未熟で

人としても未熟で、何もかもが全く分かっていませんでした。

息子が1歳になり仕事に復帰したものの

余裕なんて全くなくて

疲れ果てて

子どもとしっかり向き合うこともできませんでした。


"ママ〜"とニコニコしながらハグを求めてくる息子を受け止められず、あっち行って!と拒絶してしまったこともあります。


何もかもがうまくいかなくて、毎日が必死で、途方に暮れていました。


息子のことは可愛いし大好きだけど、気持ちを受け止められない、そんな自分を時々責めていました。


それから時が経ち、男の子って何て宇宙人なんだろう?と

男の子心が分からない10年くらいを過ごしました。


小学校中学年くらいまでは息子の良さがよく見えず

学校の先生からも「早生まれが通用するのは小学校低学年までですから。」とぴしゃりと言われ

うちの子は発達に問題があるのかしら??と不安にもなりました。


その時の夫の「大丈夫だよ〜、あれくらい普通だよ」の言葉に

信じたい気持ちと、でもちょっとグレーな子なのかもしれない。そうであってもそれはこの子の個性のひとつとして見るようにしようと自分に言い聞かせてもいました。


小学校高学年になると、息子を褒める先生に出会いました。

今までそんな風に褒められたことのない息子

先生子どもを間違ってませんか?って聞こうとしたくらいです。

でも先生はちゃんと息子のことを見てくれていて、そこが私の息子との関わり方の転機になりました。


息子は私と嫌な部分が似てるので、思春期の頃は時々衝突しました。

もうこれ以上は話してもムダだと思って切り上げようとすると「逃げんなよ」と言われます。

夜遅くまで解決しない平行線の話し合いを続けたことも何度かありました。


今年から息子は大学生になり、地方で一人暮らしをしています。

ちゃんと周りに気配りのできる男の子に成長しました。


育ってみないと分からないなぁと思います。

いま見えてる姿だけが全てじゃない、これからいろんな可能性を開いていく子ども達。

私は息子や娘といろんなことを一緒に経験して、人として親としての生き方を教えてもらいました。


多分授かる前よりは少し人間力がアップしたかなぁと思います。 

湘南つむぎ助産院

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