こんなに長く吸えたの初めてです

産後の健診で赤ちゃんの体重が思うように増えてなかったAさん。

ミルクを増やすように言われて、指導通りにミルクを増やしました。

そのあとからおっぱいの分泌が減ったような感じと、うまく吸えない悩みから、今後の授乳をどうしたらよいかご相談がありました。

Aさんの乳頭はやや大きめ。新生児ちゃんの時はきっとお口に含むのが精いっぱいだったろうなと思います。

でも2か月近くになり、お口も大きくなってきたので含むのは問題なくできるようになっていました。


ママにいつもの授乳の様子を見せてもらいました。

フットボール抱きで、パクっとお口に乳頭が入ります。少しクチュクチュしていると、やがてコクッコクッと飲み始めました。

「赤ちゃんちゃんと飲んでますね。」とお伝えすると

「これがおっぱいを飲んでる時の音なんですね~」とママ。

でも2~3分でだんだんお休みする時間が多くなってきます。

反対のおっぱいに切り替えて、今度は乳頭を含ませるときに少しお手伝いさせていただきました。

すると、

「痛くない!」とママ。肩を撫でて力を抜いてもらうと、

「楽~!」と少し驚き顔 (*^^*)

今まで一生懸命おっぱいを吸わせるために前かがみになって授乳されていたのです。

ママの姿勢を整えて、赤ちゃんがより深く吸えるようにお手伝いしたことで、ママのからだも楽に授乳することができました。

そして、深くおっぱいを吸えると長く吸い続けるんですよね。

「こんなに長く吸えたの初めてです」とママ。

おっぱいは少し触るとすぐにピュッと飛ぶ、分泌の良いおっぱいです。

もしかしたら深く吸えるようになるだけで、おっぱいから飲める量が増えてミルクを減らしていけるかもしれません。

ママに深く吸わせるときの赤ちゃんの口の大きさや、含ませ方、深く吸っている時のあごの様子や、飲み取り音を一緒に確認してもらいました。


ちょっとしたコツで授乳が変わると、ママも嬉しいし、赤ちゃんも嬉しい。

嬉しいが連鎖する母乳育児。素敵ですよね✨





湘南つむぎ助産院

湘南つむぎ助産院では これから新しい命を迎えるご家族にむけて出張サービスをおこなっています。 妊娠期からの保健指導、お産の練習、授乳相談など、不安を解消してお産が待ち遠しくなるように一緒に準備をしていきましょう。 ご家族も一緒に楽しみながら参加していただけます。

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