お産は痛い!もう、やめたい…!
海外で出産予定の方から産前のマタニティクラスを受けたいとご連絡をいただきました。
海外ではドゥーラという方が産前から女性をサポートしてくれて、出産の時も女性に寄り添いケアをしてくれるシステムがあります。
今回海外でお産するということで、Oさんはドゥーラの方を頼ろうかパパと2人で頑張ろうか迷っている状況でした。
では、2人でお産するつもりで準備をしましょう、と出産の流れをお話して、パパに一緒に腰をさすってもらっていると、
「前回のお産を思い出しちゃった…」
とOさんの目からポロポロと涙がこぼれてきました。
産前に準備をして痛くないお産をするつもりが、痛かった。
思っていたお産と進行が違って、痛くて辛くて、もうやめたいと、助産師さんに言ったんだった。
こんなに痛いなら無痛分娩にしたらいいのに、それでいいのに…
「でも」それでも自然分娩にこだわる『何か』がOさんの中にはあるようです。
お産は痛いんです。
どうしようもなく大きなエネルギーが働いて、
飲み込まれそうになる。
そういう感覚と女性は向き合い、一生懸命お産をします。
「痛い」からこそ、それを乗り越えるために、日々呼吸に集中する時間を作ったり、からだを動かしてお産に向けて準備をしていきます。
頭で考えるより、どんどんからだを動かしていった方が良いのよ、ということで一緒にストレッチヨガをしました。
ゆっくり呼吸に集中してからだを動かしているうちに、Oさんの表情が晴れ晴れとしてきました。
最後にOさんが教えてくれました。
本当は自分の不安な気持ちには気がついていたんだけど、見ないようにしていた。
でも今日、前回のお産を思い出して、不安を出せたから、一度出せたらあとは大丈夫。
だから今日は向き合えて良かった、と。
私も、しっかり自分の気持ちに向き合ったOさんはきっと自分らしいお産ができると信じています。
日本から心を込めて応援しています。
頑張ってくださいね☆
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