お産に癒される
頭でっかちなお産をして自分のからだの声に耳を傾けられなかった後悔が、私の中にはずっとありました。
そのモヤモヤは子ども達との真剣勝負!な関わりの中で薄れていった部分もあり、お産のお手伝いを通して癒されていった部分もあります。
子ども達との真剣勝負!では、何かある度にとことん話し合うことを続けています。子どもも親を見ているから手は抜けません。真剣に子どもと向き合う中で自分とも向き合い、その向き合うことが、お産のモヤモヤをいつしか薄れさせてくれました。
そしてお産のお手伝いで癒されたこと。
助産院でのお産は、ママがその時こうしたいと思う体勢で過ごすので、皆さんいろいろな体勢です。横向きや四つん這い、立って腰を振りながら陣痛を逃したり、バランスボールに乗って過ごす方もいます。
その方らしいお産の場にいられることが、私は楽しくもあり嬉しくもあります。
陣痛の最中でも赤ちゃん頑張れ〜!と声をかけながら自分も頑張っている女性
(この体勢)"なんか違う"とか、(赤ちゃん)"出したいけどまだなんだよ…"と自分のからだの声に耳を澄ませている女性
陣痛が強くてどうしても力が入ってしまう中で、必死に助産師の声を聞いて呼吸を合わせようと頑張る女性
女性の呼吸の変化やからだの変化、表情の変化を見ながら、私の五感もどんどん研ぎ澄まされていきます。
そういう経験を通して私はお産を知り、女性の持つ産む力を知り、癒されてきたんだと思います。
助産師は40代でもひよこ
60代になってやっとものを申せるようになり
80代で大御所
大先輩のお言葉が、本当にその通りとしみじみ感じます。
まだまだこれからですが、
お産を取り巻く前後のケアで、これからも女性たちをサポートしていきたいと思います。
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